こんにちは、nanpooです。
当時2歳11ヶ月の次男(発語ゼロ)が療育に通い始めるまでの話シリーズの続き、第11話。
【バックナンバー】 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10
(↓前回のお話)
(↓この続き)
NOと言わせぬスズキさんとの闘い
心のツッコミが追いつかない。
なお、絵などに漫画的脚色は加えておりますが、市職員スズキさん(仮名)の言ったセリフはほぼそのまんま書いております。
押し売りかと思った
え…市の職員さんって子供を療育施設に入れるノルマでもあるの…?
親や子供の現在のライフスタイルに合わない療育になぜ無理にでも入れようとするの?
市職員スズキさんの善意なのかもしれませんが、少なくとも私はそう感じました。
こちらが何度「いいえ」と言っても、スズキさんは諦めてはくれませんでした。
- 「2件目に見学した療育の順番待ち予約をしようと思います。」
→『今すぐ入れる1件目に入っちゃいましょうよ!』 - 「言っちゃあ悪いのですが、現在通っている保育園でやってることとあまり変わりがないようなので…」
→『療育と保育園は違います!少人数ですし、イラストを使用した視覚的支援などもきめ細やかですし(うんたらかんたら)』(それは1件目療育見学時に散々聞いた…。) - 「週3回はなかなか厳しいですし…」
→『週2回ならどうですか!?』
選択肢『いいえ』は全てかき消される、まるで勇者が魔王を倒しにいくと決意するまで話が全く進まないRPGのような状態です。
障害者って名前が入るのがイヤなんでしょ?
ひたすら首を縦に振らない私に、スズキさんはハッとしたように言いました。
「手帳などに障害者(障害児)って名前が入るのがイヤなんですか?」
子供が療育施設に通うためには市役所での手続きが必要です。
その中に『障害児支援利用計画案』などの作成が必要になってきたりします。
(手帳というのは福祉サービス受給者証の通称みたいなもの。)
私は以前からネットで調べていたので、手帳の存在も、様々な手続きに『障害児』と名前が入ることも知っていました。
それを知った上で、今回の療育探しに赴いていたつもりです。
イヤなんて今まで一言も言っていません。
私の返事を待たず、スズキさんは軽い口調で続けました。
「大丈夫ですよぉー。」
「書類に『障害児』って名前は入りますが、お子さんが『障害者』って診断されるわけじゃないですからぁー。」
過去にそういうケースがあったから、スズキさんも憶測でこんなセリフが出たのかもしれない。
それにしても現在療育に通っている他の人にも、実際障害者である方々にとっても失礼すぎると感じた。
次男くんなら伸びると思います!
どうしても首を縦に振らない私にスズキさんはこう言った。
「もったいないです!」
「次男くんなら1件目(に見学した療育)さんに通ったら絶対伸びると思います!」
お前にうちの子の何がわかると言うんだ。
伸びる、伸びないも結果論じゃないか。
お断りしました
スズキさんとの長い長い攻防の末、なんとか1件目の療育を正式に断ることに成功。
2件目見学の療育に空き待ち予約を入れさせて頂く形で、私の療育探しは終了した。
この一連の流れは2件目の療育見学終了後の駐車場での立ち話だったのだが、めちゃくちゃ長くなってしまい、次男を抱っこした夫は少し遠くから見守っていた。
もう少しだけ続きます
このシリーズを描き始めたときはここで終了の予定でした。
…が、現在、次男が療育に通ってるということは、つまり空きが出たわけです。
そんなわけであとは療育に入るための手続きなどをもう少し描いていく予定です。
↓つづきはこちら。(最終回)