こんにちは、nanpooです。
入社後、5ヶ月で閉店した勤務先『スーパーぼろや』(仮名)が私の入社後、5ヶ月で閉店した流れを少しずつ書いていきます。
今回は少しずつ違和感を感じ始めていた閉店の兆候編。
(↓この記事の続きにあたります。)
4月下旬、求人を見る
2018年4月下旬、ハローワーク求人でスーパーの事務、兼レジ業務のパート求人を見つけ応募。
数日後、面接し、当日採用が決まりとても喜んだ。
就活は難航し、落選続きだったので本当に嬉しかったのである。
ちょうどゴールデンウィークの大型連休手前であったこともあり、ゴールデンウィーク明けからの勤務開始ということで話がまとまった。
5月~勤務開始
ゴールデンウィーク明けからの勤務が始まった。
妊娠、出産(×2人分)を経て、子育て中の数年ぶりの労働は戸惑いもあったがとても充実感があった。
たまに本部から不穏な電話がかかってくる
事務作業で前日の売り上げを計算、その売上金を別の場所にあるスーパー本部の口座に銀行振込する。
振込は大体昼ごろに行っていたが、その前に本部から電話がよくかかってくることがあり、
「前日の売上はいくらだった?」
「銀行は何時に行けそう?」
と、事細かに毎回聞かれて答えていた。
あー…これは今日の取引先の支払いにも困って首が回ってないやつなのでは、と私はやんわり理解した。
しかし従業員の給料未払いなどにはなっていなかったので、まだ大丈夫なのだとポジティブ方向に気持ちを切り替え、あまり深く考えないようにしていた。
7月
ポイントカード突然の終了
7月上旬のある日、このスーパー独自の会員ポイントカードを終了するとの本部からのお達しが来ていた。
えっ閉店するの!?と思ったら、その磁気カード自体を作っているメーカーが製造を取りやめるとのこと。
ちなみにお客さんにも同様に閉店を心配されまくり、レジをしているときは何度も聞かれた。
カードがなくなるなら、新しいポイントカードシステムにデータを移行すればいいのに?という違和感は当初から感じていた。
商品券突然の終了
ポイントカード廃止に続き、7月中旬ごろに『スーパーぼろや』(仮名)グループ全店で使える商品券を廃止するお達しがあった。
持っているお客様には現金で払い戻すように、という本部からの指示。
あっこれはもう閉店するわ。(確信)
ちなみにただでさえ少ない店の売上が、商品券、ポイントカードの精算による現金返金により更に減り、日々の売上金額はたびたびワースト記録を更新していった。
(もはや少ねぇな!どころではない。)
初めての朝礼(予告)
最初に説明すると、このスーパー、普段から朝礼がないのである。
そのスーパーが、突然「明日、朝礼をします。」と言ってきた。
これはただ事ではない。
長年パートで働いてる方々も「朝礼とか初めて!この店潰れるの!?」と、にわかに暗雲が立ち込めはじめた。
よく考えたら翌日は週に一度のトイレ掃除当番の日だった。
約20分かかるトイレ掃除をどうすればいいか聞いたら、
「その分早く来てやっておいてください。」
とブン投げられた。まじかよ…。(もちろん無給)
オブラートに包みすぎた朝礼
なんとか普段より20分早く出社し、トイレ掃除に励んだ。
が、20分ではギリギリ終わらず、店内に戻ったころには朝礼がすでに始まっていた。
(そんなに重要な朝礼なら人数点呼して、始める前に誰か呼びにくると勝手に思っていた…。)
途中から朝礼を聞いていたので正直ちんぷんかんぷんだったのだが、どうやら最初から話を聞いていた人もちんぷんかんぷんだったようだ。…え?
店長から話があったのは以下の通り。
「えー…皆さんご存知の通り、この店は長年赤字の状態が続いておりますが…」(あっやっぱりそうなんだ…。)
「この件については後日、社長から説明会を開催しますので、詳しくはそちらで…」
「なるべくこの店を残せるように全力で努力している最中です。」
……で?
そうなの?
なんなの?
何が言いたかったの?閉店するの?しないの??
朝礼を聞いていた従業員は一同ポカーン…とするしかなかった。
内容をオブラートに包みすぎてわかりにくい朝礼だったが、数日後、従業員は必ず全員参加!の社長の説明会に行くことがとりあえず決定した。
次回予告
次回、問題だらけの従業員説明会。ついに社長から閉店が告知される!?
…を、お届けします。
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↓スーパー勤務最終日が台風だった話。