年明けから約1週間、インフルエンザA型で寝込んでいたnanpooです。
要約すると、
- 2019年1月3日より40度の発熱。
- 病院で処方されたインフルエンザの新薬『ゾフルーザ』がなぜか効かず。
- 40度の高熱が4日間続いて死にそうになった。
という話です。
(私はただの患者で医療関係者ではありません。体験談として参考程度にどうぞ。)
(※全然笑いごとではなかった。)
1月3日(木)
寒気、そして発熱
2019年1月1日、元旦。珍しく都会の方へ遊びに行き、人ごみに揉まれながら映画やショッピングを楽しむ。
その翌々日である1月3日、昼頃から少し寒気がしたので熱を測ると38度の発熱。
みるみる熱は上がっていき、39度を超え、夜には40度を記録した。
インフルエンザの予防接種は11月中に受けていたが、インフルエンザの予感をひしひしと感じていた。
インフルエンザの予防接種は2018年11月5日に受けていました。2,500円。
1月4日(金)
インフルエンザ陽性
年明け三が日が過ぎ、ようやく病院が通常営業になる1月4日(金)の朝。
いつも行っている小児科(内科)に連れて行ってもらい、高熱でふらふらしながらインフルエンザの検査を受けた。
(ここの小児科ナースさんはインフル検査がやたらと上手く、鼻に綿棒をつっこむのも1秒で終わらせてくれるので全然痛くないのだ。)
結果はインフルエンザA型、陽性。
やっぱりかー。予防接種打ったのになー。でも原因がわかったのでとりあえずは一安心。
先生は、
「インフルエンザ新薬の、一回飲めばおしまいの薬出しときますね。」
と言って処方箋を出してくれた。あと熱冷ましにロキソニン。
(あれ?インフルのときってカロナールの方がいいんじゃなかったっけ?と思ったものの、40度でふらふらだったため処方箋書きなおしてもらうのもめんどくさくてスルーしてしまった。)
↓詳しくはロクパパさんの記事がわかりやすいです。
インフル検査代が地味に高い。1,940円。
ゾフルーザを飲む
さて、調剤薬局でインフルエンザの新薬『ゾフルーザ』を出してもらい、帰ってすぐに飲みました。
たった2錠を1回飲むだけで終了なんてすばらしい!と、その時は思いました。…えぇ、その時は。
インフルは新薬のゾフルーザが処方されました。錠剤2錠1回飲むだけで終了なのはいいね。リレンザやタミフルとかよりお手軽感ある。薬価高いけど…
— nanpoo (@nanpoo2) January 4, 2019
薬代、たっか…!
特筆すべきはゾフルーザの薬価(薬のお値段)である。
驚異の1錠あたり2,394.5円。(※10割負担の場合。これが2錠分。)
下にあるロキソニン1錠14.5円(×5錠分)がウソみたいに思える。
1月5日(土)
なぜか熱が下がらない
1月4日(金)午前中にゾフルーザを飲みましたが、翌日の1月5日(土)も熱は40度から下がる気配がありません。
高熱による寒気ブルブルでなかなか眠れなかったので、夜眠る前などに処方されたロキソニンを飲んでいましたが、熱が下がるのはロキソニンの効果が出ている約6時間だけ。
6時間を過ぎるとまた寒気が増して、ぐいぐい熱が上がってしまいました。
まだ薬飲んだ翌日だし、と様子をみていました。
発熱40度→解熱剤を飲む→汗ビショビショになる→解熱剤切れる→寒気でガタガタする→解熱剤を飲む、のループ中
— nanpoo (@nanpoo2) January 4, 2019
解熱剤が一時しのぎなことは知っていましたが、あんまり体がつらかったのでしんどいときは飲むようにしていました。
解熱剤を飲んだあとは汗ビショビショ、パジャマやシーツまでビショビショになるのが地味につらかった…。
1月6日(日)
40度の高熱が続く
やはり40度から熱は下がりません。
通常インフルエンザの薬というものは発熱後48時間以内に飲むと効果がある、と言われているため、
「いや…ちゃんと48時間以内に病院受診したし、薬飲んだよな?」
と自問自答しつつも、ひたすらふとんで横になっていました。
めちゃくちゃ黄色いドゥルンドゥルンの鼻水が出るから、体の中でウイルスと戦ってるに違いない!とも思っていましたし。
この日は日曜日。休日診療に駆け込んでもどうせ追加の熱さまし程度しか出ないだろう。あと休日加算があるから病院代高いのも知っていたため、ひたすら様子見。
1月7日(月)
耳鼻科に行く
前日も高熱でなかなか眠れなかったためロキソニンを服用。
病院で処方された頓服5回分は使いきってしまったため、ドラッグストアで購入できる「ロキソニンSプレミアム」の方。
私は病院で処方されるロキソニンの効果6時間と混同して勘違いしていたのだが、プレミアムの方は効果が10時間ぐらいある。
つまり深夜2時に飲んだら、翌日午前中はまだずっと効き目がある。
朝目覚めて、熱下がった!インフル治った!!と勘違いしていた。
実際朝起きたら37度程度でとても爽やかなお目覚めだったのだ。(解熱剤による発汗でビショビショではあったのだが。)
とりあえず今回のインフル感染により、副鼻腔炎が猛烈に悪化し、ネバネバ黄色い鼻水が大量に出ていたため、耳鼻科に副鼻腔炎の薬をもらいに行った。
耳鼻科の先生に「40度が4日間続いたんですよー」と軽く話してみたが割とスルーされた。
そんなに珍しい話でもないのだろうと思ったが、次に行った調剤薬局の薬剤師さんには「えっ!?そんなに!?」と、大層びっくりされた。なんだかよくわからない。
耳鼻科やっす…!!680円…。
副鼻腔炎の薬代(7日分)はそこそこの1,460円。まぁインフルの薬に比べたら安いもんである。
午後、熱が上がり始める
午前中に耳鼻科を済ませ、午後は家でゴロゴロ横になっていたのだがまた寒気がやってきた。
指先、つま先が冷え冷えになり、体が震える。熱が上がり始めるときのあの感じ。
14時ごろには38度以上になり、15時すぎには40度に戻った。
もうこれはインフルエンザじゃない別の何かじゃないのか?
再度、病院を受診することに決めた。
病院を再診
16時ごろ、インフルエンザ陽性判定を出してくれた小児科(内科)を再び受診した。
解熱剤も一切飲まず、40度の最高にホットな状態で診てもらった。
私「先生、熱が下がらないですぅぅ…!!」
先生「なんでだろう?とりあえず点滴の別のインフルエンザの薬入れてみるね。あとインフルエンザ検査もう一回させてね。」
はい、もう好きにしてくださって結構です…。
点滴を打つ
インフルの綿棒検査は相変わらずお見事に1秒で終わらせてくれたため全然苦ではなかった。
個室に案内され、ベッドに横になり、点滴を打ってもらった。
点滴とか次男出産して以来だから2年半ぶり…。
点滴打ってる… pic.twitter.com/qaPVxohfBC
— nanpoo (@nanpoo2) January 7, 2019
この点滴が思いのほかデカく、全部入れ終わるまで1時間半ぐらいかかった。半分寝てた。夫、子供たちには先に家に帰ってもらっていて正解だった。
薬が効いていませんでした
点滴がようやく終わり、先生との問診。
「検査の結果、インフルエンザウィルス全然減ってなかったよ!」
「残念ながら薬が全然効いてなかったみたい。」
残念ながらwww
先生の言葉を聞いて思わず爆笑してしまった。
つまり私の飲んだインフルエンザ新薬『ゾフルーザ』がなぜか私には全然効かず、結果4日間40度の高熱が出っぱなしだったらしい。
ナンデ…本当にナンデ…。
薬の飲み合わせ、食べ合わせが悪かったのか!?とも思ったが、4日前何食べたかなんてほとんど覚えていない。(そもそも食欲がなくてゼリーぐらいしか食べてない。)
点滴後のお会計、3,770円。高いけど窓口で支払える絶妙な金額だと思った…。
このラピアクタというやつがインフルエンザの薬(点滴)だそう。
この日はとくに薬が処方されなかったため調剤薬局はなし。
1月8日(火)
熱あっさり下がる
点滴をした日の晩、ぐっすり眠って、解熱剤を飲んでもいないのに汗が大量に出た。
翌朝には37度台に熱は下がっていた。ありがとう点滴…。
しかし日中にはまだまだ38度、39度にも上がってしまうこともあり、なるべく寝て過ごしていた。
1月9日(水)以降
解熱後、なるべく安静
熱はほとんど下がったが、インフルエンザは解熱後2日間は外出禁止のため、保育園の送迎等は全て夫に担当してもらった。(実際は解熱後3日間、全く外出しなかった。)
私は副鼻腔炎の薬を飲んでいたものの、鼻詰まりに起因する頭痛がひどく、なるべく横になって過ごしたり、またロキソニンのお世話になったりしていた。
金曜日にようやく保育園の送迎を再開したら、保育士さんにえらい心配されていた。
「年明けからずっとお母さんの姿がなくて心配してました!」だそうで…。
先生が長男に聞いたそうだが「おかーさん、おふとんでねてるー。」と言っていたらしい。だいたい合ってる。
まとめ
インフルエンザの薬を飲んでも熱が下がらなかったら、病院を再診しよう!
なぜか運悪く薬が効かないパターンもあるんだなぁ…と今回思い知らされました。
ゾフルーザの製造元さんには悪いけど、次インフルエンザになったら、リレンザ、イナビル、タミフル等の従来の薬にしてもらおうと思います。(これらは以前服用したことがあり、効果がありました。)
申し訳ないけど自腹で治験みたいなことはちょっと…もうしたくないわー…。
(でもほぼ同時期にインフルエンザ同じくA型にかかっていた実父は「ゾフルーザ超効いた!」って言っていました。)
病院の休診日とも結構重なり、えらい長丁場なインフルエンザになってしまった。
40度だった期間は4日間だが、発熱してた全期間は実質5日間以上あり、体が超しんどかった。
いやまさか薬効いてないとは思ってなくて、きっと明日は下がる!と毎日思ってました…。
今回私がダウンしている間に家事育児に奔走してくれた夫、義実家にお泊りさせてくれたり、子供たちみてくれたお義母さんには超感謝。
おかげさまで子どもたちや家族にインフルを移さずにすみました。
1月14日(成人の日)にようやく初詣に行けたのですが、まず「健康第一」を祈りました…。
そんな病弱すぎる2019年のスタートでしたが、今年もよろしくお願いいたします!
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