しばきじっこ

柴犬と猫と4才3才息子の育児漫画ブログ

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ポニョの父・フジモトは仕事しながらワンオペ育児に励むスーパーお父さん

ポニョのDVDを子供と何十回も再生しすぎてどうでもいいことを考えてしまうnanpooです。

引き続き『崖の上のポニョ』の話。

(とくに繋がってないけど前回の話はこちら。)
nanpoo.hatenablog.com

ポニョの父・フジモト

ポニョのお父さん『フジモト』人間をやめて(本人談)、普段は海底で暮らしている、悪い魔法使い(ポニョ談)です。 

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海底にある家で暮らしていますが、『農場の仕事』(クラゲの培養?)をするために潜水艦で外出したり、自宅の井戸に『生命(いのち)の水』を蓄える仕事をしながら、ポニョや、ポニョの妹たちのお世話をするスーパーお父さん。

苦労して人間をやめたということなので、もちろん近くに頼れる親戚などはいなさそう。

 

それってつまり、

仕事しながらワンオペで育児してる主夫ってことじゃない?

自宅で『生命の水』を精製しているあたりは在宅ワーカーとも言える。

 

ポニョのお母さんであるグランマンマーレは海を泳ぎまわっており(それが仕事なんだとは思いますが)、少なくとも作中では子供たちのお世話をするシーンはなく、育児にはノータッチな印象を受けます。

作中ではポニョの妹たちと戯れるシーンはあるけど、かわいがるだけじゃん?

いいとこ取りじゃん!?

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でもポニョに嫌われているフジモト

宗介「ポニョのお父さんは?」

ポニョ「フジモト!ポニョを閉じ込めるの!

ポニョ、逃げ出してきたの。」

(『崖の上のポニョ』本編より引用)

ここだけ取り上げるとなんだかすごく悪いお父さんみたいに捉えられそうですが、ポニョが宗介と同じ5歳だとして、何十、何百といそうなポニョの妹たちが5歳以下と考えると、家に鍵をかけずにどうやって育児をするんだという気もします。

子供たちに『農場の仕事』を見せる、という理由でポニョたちを潜水艦に乗せて外出したところ、フジモトが仕事してる間にポニョが逃げちゃった!というのが本筋のストーリーですね。

ポニョはお母さん大好き

リサ「お母さんは?」

ポニョ「お母さん、大好きー!」

(『崖の上のポニョ』本編より引用)

そう、ポニョは普段ご飯をくれたり(緑の団子みたいなものですけど)、育児と仕事の二足のわらじでがんばってるお父さんよりも、お母さんが大好きと言っているのです。

これ、ワンオペ育児がんばってるお父さん、やるせなくない…?

普段あんなにお世話してるのにフジモトそんな扱いなの、やるせなくない…!?

 

ただ、ポニョ自身、お母さんについて「とーっても怖いよー。」と言っているので叱られたことはあるのかもしれない。

お母さんは『海なる母』であり、海そのものなので、怒らせたらそれはそれは恐ろしいと思います。

フジモトは妻を独占できない

フジモトとグランマンマーレがいっしょに暮らしていないことには理由があります。

以下、『崖の上のポニョ』Wikipedia、登場人物『フジモト』より引用。

グランマンマーレとの間にはポニョら娘達を多く設けた。しかし、「海なる母」としての存在であるグランマンマーレをフジモト一人が独占することは許されないため[4]、止むを得ずグランマンマーレと離れ離れに暮らしており、ポニョら子供達を男手一つで育てている。

すごい。フジモトすごい。

彼女を独占できないとわかっていながらも愛の力で夫婦となり、文句ひとつ言わずに1人子育てに奮闘するフジモト。グランマンマーレへの愛がすごい。

そりゃあ久しぶりに会えるとなったら胸が苦しくなってくるレベルだと思います。

まとめ

そもそも人間の育児の価値観という小さな定規に当てはめること自体がナンセンスな気がしますが、フジモト、やるせない!報われてない!かわいそう!と、自分に子供が生まれてから考えるようになりました。

もっと報われてもいいと思うよフジモト…。

 

フィクションだからこんなに難しく考えなくていいはずなんだけどなぁ。
私も子供が生まれてだいぶ考え方が変わったなーと実感しています…。

それではまた!